River Side SANZトップイメージ
  blog

時代の変化とともに、こころの病に対する認識は変化しつつあります。しかし、実際に患うご本人やともに暮らすご家族の苦しさや辛さはそう変わったりしません。どんな理屈や倫理感や常識があろうが、すべてを投げ出したいのは一度や二度ではないでしょう。
我が存在を、あるいは我が子やパートナーの存在を本当に投げ出したい、その川の渡し船に乗ってしまうその前に、ここにちょっと立ち寄ってほしいと、「先人」たちが開設したお茶屋さんです。

アンダー20(ジュニア) 2021.6.10

自傷しても何もいいことないよ

私の左腕と手首はリスカ痕だらけで半袖も可愛い服も着れない。分かっていても止められなかった。切るとスッキリするし、周りの大人に心配してもらえる。私は言葉にして助けてと言えず、リスカは唯一の助けを求める手段だった。児相でも虐待がひどくないから、と最初は助けてもらえず、リスカして初めて辛さを理解して同情された。しかし、もっとひどく切らないと同情してもらえないと思い、レッグカット、OD、首吊りとエスカレートしついに入院。

入院はとても辛くて、夜中にシャーペンで腕を傷つけて看護師さんに見つかり保護室に。持ち込めるのは身体だけの何もない辛い部屋に2週間近く居て、その後は大部屋に移り友達もでき、「もう自傷はしない」と1か月で退院した。でも今、2回目の入院中。自傷は抑えられず、今回は保護室から17日間いた。

周りの多くの人の信頼を失い、ひどく後悔をした。一瞬の快感の為にした自傷で、こんなにも惨めで胸が苦しいならもうしたくないって思った。今回は前回のように早く帰れず、最近ようやく退院に向けて動き出しているけれど、ドクターや家族の信用を失い、取り戻せても当然かなりの時間がかかる。

だから自傷を止める方法や対策を考えた。私はパニックなので事前に薬を使う、音楽や好きなTVを見聞きする、本を読むなど気を紛らわして努力している。何故なら、自傷をしても何もいいことはないことがわかったから。



パーソナリティ障害 2021.5.10

日常を持つこと

衝動的な自傷行為をしそうになり主治医に電話して助言をもらうと「人の中にいた方がいい。ド〇ールとか」そう言われ、小説や日記帳、Bluetoothのキーボードやらを持ってド〇ールへ。バッグから小説を選び、その場を凌いだ。そんな中、メル〇リは売れるし趣味の仲間からメールが届く。
日常を持っていると日常が私を助けてくれる存在となり、日常にまぎれることで日常へ戻れると知った。そして、ピンチになった時忙しい中でも助言をもらえて感謝した。しかし主治医よ、なぜド〇ール?



パーソナリティ障害 2021.5.10

幸せの痕

親戚の家に子猫がやってきた。くるりと反り返った耳をした子猫は膝に収まるほど小さい。可愛い!!先日、再び会いに行ってきた。赤ちゃんだった子猫は、元気に跳ね回るおてんば娘になっていた。私の腕に甘噛みして戯れ、小さな歯が両腕に大量のミミズ腫れを作った。施設の仲間は「自傷だ!」と笑った。
なるほど自傷か。新鮮だった。孤独に耐えきれず作った消えない自傷跡は自分のことを嫌いにさせる。だが、今腕にある傷は子猫と楽しく遊んだ証拠。子猫に愛された証だった。



特集 2021.4.10

桜の樹の下で


私にも悲しい別れがある。一人は、駆け出しの私に死にたいと訴えて、常に刃を向けられているようで、それは辛かった。ところが彼女は生きる道を見出したその矢先、不慮の事故に遭遇して亡くなった。
もう一人は、若い頃から患った経験から、社会の居場所の必要性を訴えて今の礎を築いた。摂食障害が落ち着いた後、今度は身体の難病を発症して帰らぬ人となった。二人は奇遇にも同じ墓地の桜の樹の下に眠っている。


闘病の最中、二人は幾度となくこの三途の川のほとりを訪れたろう。しかし誰かに何かを諭されて、元来た道を引き返したに違いない。今はもう、訪ねてくる後輩の話を聞く『番人』だが、「今来る所じゃない」とこちらに追い返してくれているようだ。
大勢戻されてくるから、とても頑張っている。彼女らもどんなにか褒められたかろうと思う。でも後輩らは戻せても、彼女ら自身が戻ってくることはない。三途の川は、それほど現世を遠く深く隔てている。


人間関係の多くは面倒で煩わしい。しかしそれを越える何かがあると知っているから、どれほど煩わしく、何度失敗しても、やはり私たちは人に会いたくなる。現世に在ることは、人と居ることはこんなに尊い。(支援者)



うつ病・双極性障害 2021.3.10

私の伴奏者

私はうつ病を持っています。もう18年も、です。そんな私の最大の敵は罪悪感マンです。遊んでいても仕事していても『こんなことやっている場合じゃない、他にするべきことがあるだろう』と心にいつも言ってくるのです。
あまりに近くに居すぎて、離れられなくて、私にはもう、コイツが敵か味方かわかりません。でも周りの人達に「敵ではないらしい」と教えられてコイツと付き合って生きていく練習をしています。



パーソナリティ障害 2021.3.10

報われる時

私は虐待家庭で育った。父に引き取られ、知らない人が母になり、私は異物として扱われた。「家族」にさせて貰えなかったし、努力してもなれなかった。だから今でも、どんなに大切な人も信じられないと感じてとても怖い。きっといつか何かで裏切られる、と。友達にも、家族にも。愛する人にも。
それでも信じたい気持ちはやめられない。みんなに大事にして欲しくて、大事にして欲しい分だけみんなを大事に扱ってしまう。そして期待の分だけ裏切られる。繰り返し。そんな形は歪んでいるかもしれない。でも無駄じゃない。受け取ってくれる人はいて、「そんな私と一緒にいてくれる人」という形になって、必ず報われる時が来る。今だってそばにいる。



アンダー20(ジュニア) 2021.2.10

高校生になりたかった

過食症になって3年。現在高校3年生の私には、「過食症」というお友達がいる。かれこれ3年も共にしているので親友と言っても過言ではない。10代の後半から地獄の日々を過ごしてきた。不登校、高校編入、家族との別居、強制入院、祖父母との絶縁。気付けば身近な人の影がなくなって一人になっていた。笑うことが出来なくなって、人としての感情すらもなくなって生きている心地がしなかった。お金も食に費やした。悪い事も全て「私が生きているからこうなったんだ」と責めた。友達と笑いあっている同じ高校生を見ると苦しかった。
でも今生きている。なんとか生きている。携帯の中に「ばれない死に方」とかたくさん調べているけれど、何とか生きている。頑張るのはもう疲れた。だから私は一日一日をとりあえず生きてみようと思う。



アンダー20(ジュニア) 2021.2.10

穴が開いている

ぽっかりとどこか穴が空いている感覚がある。何となく虚しくて、死にたいと思う。埋めたい所が空っぽで、減らしたい所がいっぱいいっぱいで。どうしようも無い気持ちを薬で逃げて誤魔化す。本当なら沢山の綺麗な物で満たされているはずの器。でも私のは穴が空いていて中に入れてもどんどん出ていってしまう。もっと自信を張れる自分になれていたなら、この器に穴が空くことなんてなかったんだろうな。沢山の自信や肯定で埋まっていたんだろうな。周りからの愛情や評価をきちんと受け入れられる、穴のない器。そうはなれなかった自分と現実が苦しくて、穴の空いた器を抱えて、今日も「死にたい」を吐く。



摂食障害 2021.1.10

被害者意識と自己愛性

ずっと罪悪感というものを勘違いしていた。自分が罪悪感と思ってきたものは、実際には被害者意識だったと今は思う。誰かを傷つけたことさえ、「そんなつもりじゃなかったのに」と真っ先に傷つくことで、自分を傷つけたのは相手だ、と内心で責めていたのだと思う。
強い被害者意識は自己愛性パーソナリティ障害の特徴の一つだ。摂食障害が長引く要因でもある。どちらも、自分の問題を自分のものとして受けとめるところからやっていくしかないと思っている。



うつ病・双極性障害 2021.1.10

40歳になって知ったこと

昨年初めてがん告知に関する問診票を書きました。生きていく上で迫られる大きな決断や選択がどれほどあるか、それを40歳になるまで知らずに済んだのは何とおめでたいことだったか、自分の見ている世界は何て狭かったのか思い知らされました。
病気は自分次第で何とかなると思ったり、それを人に押し付けたりしていなかったか思い返し反省もしました。自分の経験を離れた想像力を持ちたいと思った出来事でもありました。



back number(年別)

back number(特集)

back number(疾患別)