悪魔の考え
私は、これまで二度、精神病院の閉鎖病棟に入院してきました。二度目の入院後、2、3日で死にたい気持ちは、収まり、約1か月と1/3で退院する事が出来たのですが、僕の根本にある、「悪魔の考え」は、一向に消えませんでした。
その考えとは、「50歳になっても結婚出来なかったら、自殺しよう」という考えです。この考えは、25歳位の時から2021年5月頃まで消える事は、ありませんでした。何故50歳になったら、自殺を考えていたかというと、50歳になってからでは、出会いも恋愛も出来ないと考えていたからです。
この考えをカウンセラーの先生、担当の精神科医に話してもこの考えは、消える事は、ありませんでした。この約10年に及ぶ「悪魔の考え」を消してくれたのは、とある女性でした。その女性は、僕の「悪魔の考え」を聞くなり一言、「怖い」と言ってくれました。
その時、ハッとしました。「これが定型の考え方なのか?!」と思いました。僕は、今まで人を自分の考えをさらけ出す事で他人を怖がらせた事は、ありませんでした。なのでその時から「自分の天命をまっとうして今を生きよう」という考えに変わり、今に至ります。僕は、人の発する「言葉」に影響を受けやすいです。だから「天命をまっとうするまで生きる」に変えられたのだと思います。
私がどうにかなりそうな時の対処法
まずは安心安全な所に電話で話を聞いてもらう事を考えます。電話できそうな所を事前にリストアップしておいた時期もありました。最近この安心安全というのに心を配っています。身近な家族や彼に相談した事で更に傷ついてしまったという事があったからです。
電話の時間もずっと話してもらえるわけでないので、次は何かを食べてお腹一杯にして眠気を誘うという事や、頓服薬を飲んで横になり携帯をいじり辛い感情を一時的にシャットアウトします。そのうちに薬の効いてくるの待ちます。待ってる時間は長く感じるものだと思います(涙)。
MAX9時間
大きく動揺すると何時間でもそのことについて、慌て続けてしまう。主治医曰く「混乱が長時間続く」のだ。混乱すると頭が同じところをぐるぐる走る。気持ちの切り替えが、まるでできない。
それでも最近やっと、混乱が落ち着くまでの時間がわかった。私の場合は「9時間」だった。9時間を過ぎるとなんとか別のことを考えられる。10時間以上混乱してたらカウンセリングの予約を入れる。何かが起きても「9時間は慌てても良い」と思えて楽になった。
本態性振戦
僕はちょっとした事で手や足が震える、「本態性振戦」という病気の当事者でもある。片手で飲み物の乗ったおぼんを持つ時、フォークで皿に盛ってあるサラダをすくう時等、他人から見れば当たり前に出来ることが僕には出来ない。
昔は、この震えをよく知人に指摘された。今は、言われないが、もしかしたら言わないだけで心の中では思ってるのかもしれない。でもこの震えも僕らしさである。そう今、思えるのは、友達の存在が大きい。
振戦で悩んでいる人は僕以外にもいると思う。本態性振戦への理解が広まることを願いたい。
発達障害は、個性?
皆さんは、発達障害を人から尋ねられた時、どう説明していますか?
僕は「人の心の中に五体満足の人がいるとする。発達障害を持つ人は、そのうち右足、左足、もしくは、両方の足がないんだよ。社会という名の道を発達障害者は、這いずるか人に担いでもらうか「車椅子」か片足で飛び跳ねるか義足つけるかで精一杯生きて、歩いてるんだよ。」と説明してます。
僕はこのような考えにたどり着いた時、「発達は、個性」という考えをしなくなりました。立派な「障害」です。だって心の中が五体満足の人ができることが「配慮」や「支援」を受けなきゃできないことがあるのですから。
見えない障害
精神障害は外からは見えない障害だ。それ故にできないことに対して「怠けているからだ」と周りから言われたり、自分でも思ったりしてしまう。調子に波があるので頑張ればできる時もある。だから余計に「なんでできない」と周りから言われ、自分で自分を責めてしまう。
どうしたら健常者のように普通に自然に当たり前のことを当たり前にできるのかがわからない。いや、当たり前のことを当たり前にできないから『障害』なんだろうが、そうは見えないから厄介だ。いつか『健常』も『障害』も関係なく『自分らしく』自然に生きていけるようになりたい。
部屋が片付けられない
部屋を片付けられません。どうしても、片付けられません。左右にスライドできなくなったスライド式の本棚。物でふさがって開かない押し入れ。中が空っぽの洋服ラック。床ですか?見えません。
これではいけない!ひきだし付きの大きなベッドを買いました。収納できます!なんでも入ります!!
ベッドを買ってそろそろ3ヶ月。まだ、ひきだしの中は空っぽです。床ですか?見えません。