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時代の変化とともに、こころの病に対する認識は変化しつつあります。しかし、実際に患うご本人やともに暮らすご家族の苦しさや辛さはそう変わったりしません。どんな理屈や倫理感や常識があろうが、すべてを投げ出したいのは一度や二度ではないでしょう。
我が存在を、あるいは我が子やパートナーの存在を本当に投げ出したい、その川の渡し船に乗ってしまうその前に、ここにちょっと立ち寄ってほしいと、「先人」たちが開設したお茶屋さんです。

パーソナリティ障害 2020.03.03

入院作法のススメ

診察中に具合が悪くなり帰れる状態でもなく医師から入院を勧められた。今まで診察中に意識をなくして医療保護入院になったり散々やらかしてきた私は今までの愚行を反省し、家族に電話し、医師にも協力してもらいながら現状説明と入院の許可を得た。
「申し訳ないですが入院させてもらっても良いでしょうか?着替えだけ届けてもらえると助かります」との電話の後に、車椅子のまま自分で入院申込書などの書類を書いた。“病気があってもやれることをする”、自分が人として在る為に必要なことである。



パーソナリティ障害 2020.02.03

自己肯定感ってなきゃダメなの?

私には自己肯定感などない。自己肯定感があれば、そもそも病気になっていないだろう。自己否定の毎日じゃ安全に過ごすことはできないため、私はダメな自分をそのまま受容している。
「ダメな自分でもいいじゃないか、自傷しなかったし」と禅問答を繰り返し、自分と折り合いをつけている。 時にはノートに感情を書くことで俯瞰して眺めて、感情を置いている。
今さら自己肯定感を高めようと何かで埋めようとしても埋められない。「自己肯定感のない自分を受け入れる」、それは等身大の自分を謙虚に生きることだと思っている。



パーソナリティ障害 2019.09.03

生きる決意の中で

ある日、目が覚めると、とある外科病棟のナースステーションに置かれたベッドの上だった。どうやら解離したのち自傷行為をしたらしい。
その数年前、好きになってくれた後輩が大病の末に亡くなったと聞いた時、私は自傷行為の真っ最中だった。後輩が亡くなったのに何してんだろう?と自傷行為をやめると決意した。しかし、どんなに決意しても願っても、かなわずに自傷行為をする。それが症状なのだろう。
当時「強いんだか弱いんだか分からないや」と彼は言った。少しは強くなれただろうか?私を生かしたのは彼かもしれない、とベッドの上で思っていた。



パーソナリティ障害 2019.08.03

危険な私

ある日の診察。「平穏な生活が心地よい時とたまに物足りなくて刺激を求めているときがあるんです」と私は話をした。主治医は「あなた、昔は刺激のない生活を送るくらいなら死ぬと言っていましたよ。だいぶ変わりましたよね」と一言。思い出した!ボーダー全開のときの私を。カウンセラーの「安全第一だよ」との指摘を鼻で笑ってた。「何が安全第一だ!スリルがなくては生きてる心地がしない」そんな風に思ってた。お恥ずかしい。そう考えるとやはりある程度年をとり、色々な人との関わりの中で経験を重ねることで落ち着くのだと思った。



パーソナリティ障害 2019.06.03

自分の感情と向き合って

ここ一年間、20年以上続けてきた過食嘔吐や男性依存などの症状をしないでいられている。症状が酷いとき、これがなくなったらさぞ楽になるだろうと思っていた。しかし、そうではなかった。今までいかに異常なことをしてきたか、それにより大切な人達にかけた沢山の迷惑、数えきれないほどの後悔。
今、症状を使ったら一時的には辛いことから目を背けることはできるだろう。でも、もっと後悔が増えることになる。そう思うから症状には走らないですんでいる。これからも一日一日症状を使わずに溢れる感情に向き合って日々を過ごしていきたい。



パーソナリティ障害 2019.03.03

ボーダーラインの危機回避方法

解離性障害(BPD)通院歴16年。ボーダーラインにとって過食症状は可愛いものだと感じている。リスカやODなどの問題行動に比べれば、危険は少ないと私は感じている。過食しているよりもハードな衝動行為や解離症状の方が人を巻き込んでしまうことが多い。
抱えきれない悩みや辛さがあった時、頭の中を「リスカしたら楽だなー」という思考がよぎるのだが、直後に「絆創膏すんの面倒だし、膿んだら治りが遅いしなぁ...」と、した時の面倒を思い出す。
「やるの面倒だな」と、ため息とともに過食の材料調達へと向かうのだ。





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